△□(Yuuri Mikami+Takuya Hoda)
選挙において、自分の考えや思想を「投票先」に反映させることは大前提です。少し感覚的に言えば「好き」なところに投票すればよいのです。でも最近、政治に限らず自分の考えばかりを押し付け合って、分かり合えない状況が多くありませんか?民主主義は「ただの」多数決ではありません。国会においては、自分とは異なる他者への想像を膨らませ、この社会がどうしたらできるだけ多くの人にとって生きやすいものになるのかを議論し合意していくものです。その議論のなかで考えが「変わる」ことこそ、民主主義において重要なこと。自分の選挙区の候補者で、他者を想像して考えてくれる(と信じられそうな)人に投票してみませんか。ただの多数決じゃない政治をしてくれそうな人を。ここに書いたことは、キレイゴトかもしれません。でもキレイゴトが無くなった人生・社会は悲しいものです。現実に合わせて理念をあきらめるのではなく、現実を変えていくために掲げつづけるのがキレイゴトです。でも、選挙は数で決まります。キレイゴトを支えるのは、ささやかな行動でもある。



三上悠里と保田卓也によるユニット。過去の活動に「憲法のきほん」の企画・運営、主権者教育教材の編集・制作、紙の新しい可能性を模索する「Paper Product Prototypes」展出品などがある。



三上悠里 Yuuri Mikami
グラフィックデザイナー。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業。株式会社電通テック、佐藤卓デザイン事務所を経て独立。特に現代美術、演劇、教育、ソーシャルデザインなどの文化・芸術領域において積極的に活動する。グッドデザイン賞受賞、JAGDA年鑑、TDC賞など入選。

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保田卓也 Takuya Hoda
グラフィックデザイナー。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業後、凸版印刷に入社。中野デザイン事務所での勤務などを経てグラフィックデザイナーとして活動中。デザインを内容と形態の関係性ととらえ、発見と定着が同時に起こるようなアプローチを大切にしています。人の世界観をかたちづくる文化・芸術領域が活動の軸。The One Show銀賞、グッドデザイン賞などを受賞。

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